90秒の分析眼 [対戦中資料集]

90秒の分析眼




 こんばんは。スグハです。
最近夢の家に引きこもってます。
・・・後3日でロケットの家完成するんだもん!

 待ちに待ったサイバさんの座談会も今夜ですね!!
わくわくしながら待ってました。
座談会出席の方はこちらのチャットを本日22時までに開いておき、
ログが見える事を確認しておいてください。
http://pokemonhassamu.chatx.whocares.jp/

※ログインして会話するのは司会者とゲストの語り手のみとなります。ご注意下さい。


 まずは先週のクイズの解答から!

特性「あまのじゃく」はステータスランクの変化が全て逆になります。
特性「まけんき」は相手の行動によってステータスが下げられた場合、
攻撃ランクが2段階上昇します。

技「ばかぢから」は使った後に攻撃と防御が1段階ずつダウンします。
技「インファイト」は使った後に防御と特防が1段階ずつダウンします。

よって、パッチールは攻撃と防御が1段ずつアップ、
オコリザルは防御と特防が1段ずつダウン。

が正解でした!

 今回はちょっと簡単だったようですね。
四角さん、ブシドーさん、りんさん、皆さんおめでとう御座います!!



 [PGLのこと]最近トロッコの宝石集めに慣れてきました。

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 さて、今回はちょっと意味深なタイトルですね。
勘の鋭い人はタイトルだけで何の事か解ってしまっているかもしれません。
別にじらしプレイが好きとかそういう事ではないので言っちゃいます。
 今回のテーマは、
『シングル6-3見せ合いの選出制限時間1分30秒以内で、
 如何に相手のパーティを深く分析してその後の読みに反映させるか。』
と言う事です。

 ポケモンの選出には多くの経験則や複雑な諸要素が絡み合っている為、
その思考規準は人それぞれだったり、その時その時によって違ったりします。
沢山の知識を持っていればその読みに影響する事は間違いないのですが、
対峙したパーティを分析する為に充分な知識を持っていたとしても、
その分析手順が「思い付き」に頼っていては結果は不安定なものとなってしまいますよね。

 状況に応じた対応力が求められる内容なので、
これが正しい!と言う一つの答えを明確に導く事は不可能ですが、
少しでもミスを軽減する為の基準となる手順を考えてみました。





1.ポケモンの名前

2.エースアタッカー及びメインシナリオの推定、発見

3.相手のメインアタッカー及びメインシナリオへの耐性補強選出パターンの発見

4.相手の各攻撃手段に対する危険度ランク分析

5.最も危険視するポケモンに対する耐性を持つポケモンのチェック

6.3と5の選出の妥協点の発見

7.相手のパーティに対する一貫性の発見と6の組み換え

8.一貫性から見る型分析

9.8に強い一貫性が発見された場合、崩し速攻成立パターンの発見

10.9で崩し速攻用の選出が発見できた場合の6の選出との比較、調和案の発見

11.8に見る可能性の高い持ち物推定






 スグハのいつもの手順を並べるとこの様になりました。
大体6か9まで手順が進めば試合の大局はほぼ見えています。
その後に見る相手の先発選出から相手が目をつけていた点や何を考えた選出をしたのか
が大体解ります。
「恐らく〇〇〇が控えているだろう。」と言う気持ちは対戦中に必要ですが、
この観点に縛られてはいけません。
あくまでも6-3シングルは自分が選出した3体で相手の6体と闘うイメージで運びます。
これによって読み合いのリスク回避やミス軽減へと繋げる事ができます。


 それでは、以下にそれぞれの内容を順を追って解説させて頂きます。



1.ポケモンの名前

 ほぼ間違いなく多くの人がまず初めにチェックするでしょう。
ここで「あ、このポケモンかわいい!」とか考えてしまっていると・・・。

 可能ならばパソコンや走り書きなどでメモを控えておきましょう。
慣れてくればタイピングの方が手書きよりも早く筆記ができるようになるので、
できれば普段からタイピング練習を積んでおきましょう。
パソコンが無い人は恐らくケータイ入力よりは手書きの方が早いと思います。
自分が後から見て解る略称で結構なので、字がぐちゃぐちゃでも結構なので、
手元のメモに控えておくと後々に違いが出てきます。




2.エースアタッカー及びメインシナリオの推定、発見

 この段階が上手くいくかどうかが最も大きく読みに影響する点でしょう。
その為には多くのパーティパターンの知識や、一つのポケモンの型に対する豊富な知識が
求められます。

 ここで分析すべき内容は『一般論』です。
自分のパーティに対して相手が何を選出したいかではなく、
このパーティ全体は何をしたいんだろう?何を考えられた構築なのだろう?
という相手のパーティ構築段階の考えを読み解きます。
 ただし、パーティ構築はトレーナーが長年の歴史を積む中で
徐々に編み出して行くものです。
微妙な采配やピンポイントな考えまで探るには絶対的な時間が不足していますので、
ここではあくまでそのパーティが「一番力を発揮するパターン」についてのみ考えます。

 場合によってはそれが複数パターン含まれている事もあるでしょう。
エースが複数いる場合も勿論あるでしょう。
その様な場合相手のトレーナーは
 「自分の考えたシナリオを強く遂行しようとするタイプ」
であると考えてほぼ間違いありません。
このタイプのトレーナーは如何にしてそのシナリオへと導くかを工夫して
勝率を向上させるようにパーティ構成を練っているので、
複数のメインシナリオに対するサポートはどうなっているのかに着目すると
パーティの全体像が浮かび上がってきます。

 逆に、全く何がしたいのか解らない様なパターンもあるでしょう。
特に目立ったエースは居ない様なパーティ構築も多々あります。
エースが見つからないだけでなく、
何がしたいのかすら解らないようなパーティも勿論出会うでしょう。
こう言ったパーティ構成に対し自分のパーティが主だった打点を持ちにくいと考えた場合、
 「相手に合わせてなりふり構わず何でもしてくるタイプ」
であると考えてほぼ間違いありません。
このタイプのトレーナーは読み合いに持ち込み、
相手の行動に合わせて経験則とその場の発想で対応してくるトレーナーです。
こう言ったパーティを分析する場合には「タイプ相性の循環」を意識すると
パーティの全体像が浮かび上がってきます。
 誰の弱点を誰がカバーしているのかを順を追って見て行くだけの簡単な作業になるので
分析はある程度気楽かもしれません。が、読める範囲も限られてしまいます。
戦闘中は主に後出し受けを好むタイプや、それぞれがある程度の攻撃範囲を持って
居座るタイプなど様々です。
 相手の構成をどこまで深く理解できるかで大きく勝敗が別れてしまうでしょう。

 一つのメインシナリオやメインエースが強く見え、それに対するサポートが
多岐に渡っているパーティもあるでしょう。
この場合相手のメインがこちら3体以上に対して有力な打点を多く持てるかどうかで
そのメインが出てくるかどうかが変わります。
また、サポートにより無理やり道をこじ開けてメインを遂行しようとする場合もあります。
 「脇差を控えた一刀流の様なタイプ」
と言えるでしょう。
自分のパーティに対してサポートの中にメイン遂行が出来るケースが見つかった場合、
このタイプのトレーナーは高確率でそれを実行してきます。
 その為のサポートポケモンを潰せるポケモンが居ればそれを先発に選出すれば
ほぼ確実に崩しが成立するのですが、その様な対策が居なかった場合、
相手がサポートとして出してくるであろう一番手を速攻で処理できる子が居たり
メインアタッカーに対する強い耐性を持った子だけで3体選出を組む事ができなければ
なかなか厳しい試合になるでしょう。
 どのサポートパターンでもメイン遂行には不十分な場合、
メインエースが全く打点をこちらのパーティに対して持てないような場合、
このタイプは潔く諦めて思わぬ選出をしてくる場合があります。
サポートをこなせるポケモンは大抵豊富な型を持てる器用な種が多い為、
型の読み違えによる悪手には十分注意しなくてはならないでしょう。




3.相手のメインアタッカー及びメインシナリオへの耐性補強選出パターンの発見

 2で分析した大方のパーティ像に対し、こちらのパーティから相手のメインを
潰すだけの目的で3体を選出するとどうなるかを考えます。

 ここでの選出はその後の手順への基礎作りとする為の仮提示選出なので、
それが強いか弱いかは考えずに3体を選出してみましょう。




4.相手の各攻撃手段に対する危険度ランク分析

 この手順をするには自分のパーティを良く知っておかなくてはなりません。
相手のポケモンが打ち込んでくる可能性のある手に対し、自分のパーティの
何体が等倍以上を持たれてしまうかをランキングして分析します。

 メインウェポン、サブウェポン合わせて何体に等倍以上を撃ち込めるかを
それぞれ数えていきましょう。
これによって最も危険視すべき相手のポケモンが見えてきます。




5.最も危険視するポケモンに対する耐性を持つポケモンのチェック

 4の手順に見た最も危険視すべきポケモンへ耐性を持つ自分のポケモンは
選出に必須となるでしょう。
また、そのポケモンをに対して打点を持てる相手のポケモンも居る筈なので、
それに対しての対策ポケモンも考えましょう。
その2体を自分が選出した場合、相手がさらに1体選出するとしたら何かを考え、
こちらの3体目を考えてみましょう。

 ここで最も危険なパターンを回避する為の選出パターンが完成します。




6.3と5の選出の妥協点の発見

 2での分析も含め、相手のトレーナーがどのようなタイプかを考えた上で
3と5のどちらを重要視すべきかを考慮しつつその妥協点を探します。
両方がの選出が一致しているならば迷う事はありませんが、
違う場合3に見た相手のメインと5に見た相手の最も危険なポケモンの単純な火力を見て、
その優先度を決めるとある程度安定するでしょう。
 また、3と5の選出をミックスさせて
どちらにもある程度対応できる組み合わせが見つかればそれを優先させましょう。

 大方この段階の選出がほぼ決定となりますが、一応決定ボタンは押さずに次に移ります。
時間が無い場合はここで決定してしまいましょう。




7.相手のパーティに対する一貫性の発見

 6の選出3体を順に決定し、右下の決定ボタンだけを押さずに
相手のパーティをもう一度違う観点から分析します。

 ここで見るのは純粋なタイプに対する一貫性です。
相手のパーティのポケモンそれぞれを単独で見ながら、
「5体以上に等倍以上のダメージが入るタイプ」
が存在しないかを探します。

 もしここでそのタイプが見つかった場合、自分のポケモンの中にそのタイプ技を
ある程度高火力で撃てるポケモンが居ないかどうかを考えます。
「ある程度高火力で」の目安ですが
「得意な対象に撃ち合って2体以上を落とせるかどうか」を基準に判断して下さい。
 この様なポケモンが自分のパーティに居た場合、
6の仮決定パターンに含まれているか、含む事ができるかを考えます。
少し崩してでも組み込んだ方がよく運ぶケースが多いので、積極的に入れ替えましょう。




8.一貫性から見る型分析

 ある程度強い一貫性を通してしまう構成の場合、
ポケモンの型による対策を講じている場合があります。
そのタイプに多い攻撃手段を考え、
その面の攻撃を等倍程度で受けながら努力値を耐久に振る事で
返り討ちにできるポケモンが居るかもしれません。
その他サブウェポンなどの攻撃手段で返り討ちにできるポケモンが居るかもしれません。
それを見て行くと大方の相手の型が解ってきます。
「おそらくコレが出てきたらこの型だろうからこうすればいい」といった内容を
この段階で事前にシュミレートしておきましょう。
 但し、この考えは読みのサポートなので、選出を崩してまで考えるモノではありません。
「選出の範囲内でどう対処するか」という条件付きの範囲内で考えましょう。




9.8に強い一貫性が発見された場合、崩し速攻成立パターンの発見

 6体全員に等倍以上が取れ、その技の火力が強いポケモンが自分に居た場合、
下手をすると速攻3タテが決まってしまうかもしれません。

 これが見つかるケースには2種類あります。


A:相手自身気付いていないケース

B:誘導しているケース

 Aの場合は綺麗に3タテが決まってしまうでしょう。恐らく作り立てのパーティでの
試運転の様な感じだったのでしょう。バッサリと斬り捨ててあげて下さい。

 Bの場合、思わぬ所で逆転の要素を仕込まれている可能性があります。
良く注意して考え、それでもわからなかった場合3タテを狙って突っ込んでみるのも
面白いでしょう。
負けたとしても非常にいい勉強になる一戦が出来ると思います。




10.9で崩し速攻用の選出が発見できた場合の6の選出との比較、調和案の発見

 9で発見した崩し速攻用の選出を6の仮決定の中に組み込めないかを考えます。
9で説明したとおり、6を捨てて9のパターンに完全変更すかどうかは
その相手のパーティと話して決めて下さい。
上手く6に組み込めるパターンがあった場合、一貫性を考慮した上で試合を運べば
読みに大きく有利に出る事ができるでしょう。




11.8に見る可能性の高い持ち物推定

 決定した後にまだ時間があった場合や、試合開始の読み込み中の時間を利用して
8で分析した相手の型から可能性の高い持ち物をある程度推定しておきます。
これは選出への影響ではなく、読み合い中の技選択基準に影響するものなので、
余った時間である程度の持ち物を推定しておきます。
 ただ、この考えに囚われて思わぬ悪手を打ってしまうパターンにはご注意下さい。









 これらを行う為には兎にも角にも判断材料となる情報量を如何に多く普段から仕入れて
いるかが要となります。
 自分で育てる場合には型に縛られない自由な発想からパーティに適した育成法を見出す
のも勿論必要ですが、それとは別に他の人が何をしているのかを知る目的でも
多くの型を知っておいて損はありません。
 色々なポケモンの育成論や、パーティ構成の例などは
ネットのあちこちに散らばっています。
いきなり全てを把握するのは不可能ですが、気になったポケモンからでも地道に調べ、
普段から情報を仕入れておく事がバトルでの力となるでしょう。

 また、選出段階で色々と迷ってしまう人はこの手順をソックリ真似てみて下さい。
騙されたと思ってもこの手順が習慣付く程度にまで実践してみれば、次第にスムーズで
理由の明確な選出が出来るようになると思います。








 と言う事で、今週のクイズコーナーです!

今週は〇×クイズです!次の文章が正しければ〇、間違っていれば×でお答え下さい。


 『性格によるステータス変化は1.1倍と0.9倍の組み合わせなので、配分に関係なく
  一番多く努力値を入れたい所に性格の上昇補正が掛かるようにしないと無駄になる。』


答えはまた来週!!
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