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トリトドンさん [特定ポケモンへの対策]

 こんにちは、スグハです。

みなさんは秋の夜長を何に使っていますか?

先日魔法少女まぎかマドカのDVD最終話がレンタル開始されたのをいい事に、

1~6まで大人借りしてきて一気に見てしまいました。

オモシロいのでオススメですよ!


 っと、先週のクイズの答えです。


存在しないきのみは4.ミルクのみ でした。

ミクルのみならきのみとしてもあるのですが、ミルクのみは技の方ですね。






 今回は努力値調整についてのお話です。

そこで、つい昨日完成したお気に入りのトリトドンさんに登場してもらいます。


トリトドンには生息地によってピンク色と水色の2色がいますが、

スグハのトリトドンはピンク色なので、さくらと名付けました。

内容はは以下の通りです。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

トリトドン HP 防御 特攻 特防 の個体値が全て31、

性格はひかえめ 持ち物は食べ残し 特性はよびみず

 (水技を受けるとダメージが0になり、とくこうが1段階上昇する特性)

技は なみのり あくび 冷凍ビーム 自己再生

努力値は HPに172 特攻に150 特防に188 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――


あれ?と思った方も多いかもしれません。

努力値の数字がいびつですよね。

今週のテーマは、

「努力値を最大まで上げず、意図的に調整する」という育成テクニックについてで、

これを一般的に「調整、努力値調整」などと呼ばれております。



 前提として、以下の用語を覚えておいてください。


H A B C D S と言う記号を使い、ステータスを表記する事があります。

HはHP、Sはすばやさの事で、

ABCDはそれぞれこうげき、ぼうぎょ、とくこう、とくぼうを順に

アルファベットを当てただけのものです。


また、以前の記事でも紹介しましたが、

個体値が最大の事をアルファベットのVで表します。

これも、個体値を0~31までアルファベットで順番にあてたものです。(30はU)




 次に、ダメージを受けた時、同じ技、同じポケモン同士でも、与えられるダメージには

ランダムで多少の振れ幅が生じます。

この振れ幅の中で、最小のダメージでも1撃で倒してしまえる状況の事を、

確定1撃を略して、「確1」(よみ:かくいち)と呼びます。

同様に、最小だったとしても最大HPの50%を超える場合は2発で落ちるので、

「確2」と呼びます。

ダメージが何回分でHP100%になるか、つまり、何回撃てば倒せるかと言う数の事を、

「確定数」と呼びます。

しかし、ダメージは微妙な差で変化するので、

きっちりこう言った数で割れない場合もありますよね。

例えば1発のダメージが45%~55%になる場合、

2発で倒せるか3発で倒れるか、運次第になります。

こう言った場合、確定数の【少ない方】を使って、

「乱2」(よみ:らんに)と呼びます。

乱数というゲーム内の見えないサイコロがあり、

その乱数によっては2発で倒せるかもしれない。と言う事の略ですね。

たとえば、42~52%などその確率が低いものの事を「低乱2」(よみ:ていらんに)

と言い、

さらに極めて確率の低いものの事を超低乱○と呼びます。


 今回の調整とは、この確定数を調整によってコントロールし、

努力値の無駄を少しでもなくそうとするものです。

但し、複雑化したバトルの状況次第ではその他のダメージも含まれてくるので、

想定通りにはなり難いのですが、

タイマンから倒せるようになる事で有利になる状況を狙って行うのが基本となります。



 ダメージ計算には以下のツールを使用させて頂きました。

ポケモン ダメージ計算機BW(ポケモンの館様より)
http://pokem.client.jp/damageBW.htm




 それでは、さくらちゃんの登場です。


トリトドンはマイナーなポケモンの1種ですが、

さくらちゃんはウルガモスやドリュウズ、流星群スカーフラティオスなどと言った

有名で強いメジャーポケモンを倒す事ができるのです。

その調整を順を追って紹介します。


 まず、食べ残しを持たせたいので、HPを16の倍数になるよう、努力値を調整します。

Hに努力値を172→Lv50でのHPの実数値208(16×13)となり、

食べ残しで毎ターン13ずつ回復できるようになります。

これ以上努力値を注ぎ込んでも、食べ残しの回復量は増えないので、

まずはここでHPを止めて計算してみます。



 ウルガモスからトリトドンへの有効打は等倍×自分のタイプ一致補正(1.5倍)の

「むしのさざめき」が大抵の場合一番強い技なので、

これをまずは軸に特防を調整します。



 まず、HPが208(H努力値172)で、D無振り(個体値V)の場合、

控えめ、C個体値V、C努力値252のウルガモスからのむしのさざめきは


ダメージ102~121(49~58.1%)となっています。

蝶の舞を1回積んだ状態(C1段階上昇)からのむしのさざめきは

ダメージ153~181(73.5~87%)です。


ウルガモスをこのトリトドンで落とす場合、

蝶の舞を始めに積んでくる所を狙って後出しし、さざめきを受けながらあくび

入れ替えた先にもう一度あくび、さらに入れ替えて来た所をなみのりで半分以上減らし、

無積みからのさざめきをギリギリでトリトドンが耐え、最後になみのりで倒す。

と言ったシナリオを想定して調整してみますので、上記のダメージ(D無振り)では

その2発は耐えられませんね。

そこで、すこしずつDに努力値を注ぎ込みながら、耐えられるところまで上げてみます。

最大でも252までしか振れないので、

その半分の128をとりあえず振ってみて様子を見ましょう。

H172D128でのさざめきは

無補正でダメージ89~105(42.7~50.4%)

1積みでダメージ133~157(63.9~75.4%)でした。

まだ2発で落ちてしまいますね。


そこで、D188まで努力値を上げてみると、

無積みさざめきのダメージが84~99(40.3~47.5%)

1積みさざめきのダメージが124~147(59.6~70.6%)

となりました。

上記の倒すシナリオでは2発目のさざめきを被弾するまでに

食べ残しによる回復が3回挟めるので、13×3回=39の回復が入ります。

すると、2回ともさざめきが最大ダメージでも合計は147+99=246となり、

トリトドンのHP208に回復量39を足した247が1だけ上回りました。


逆にトリトドンからのなみのりはどうなっているでしょうか。


ひかえめ、C無振りのトリトドンからのなみのりでも、

耐久に無振りのウルガモスでは68.1~80.6%のダメージが入ります。

ウルガモスがHPに努力値を252入れていても、56.7~67.1%となり、

この段階での(C無振り、ひかえめ))トリトドンからのなみのりを

HPを半分以上残して耐えられるウルガモスはまずいないでしょう。



ここまでで、H172D188の努力値が仮決定しました。


 次に、ドリュウズからの地震を見てみましょう。


ドリュウズはいじっぱりで、A個体値V、A252全振りで、いのちのたまを持っていても、

そこからの地震をこのトリトドン(現段階での仮定H172B無振り)が受けると

ダメージは171~202(82.2~97.1%)となり、ギリギリ耐えられます。

※トリトドンはみず・じめんタイプなので砂嵐のダメージは受けません。


逆に、ドリュウズへのなみのりを見てみると、

耐久無振りのドリュウズへ、残りの努力値を全部注ぎ込んだトリトドンからのなみのりは

ダメージ183~216(98.9~116.7%)となり、

かなり運が悪かった時を除いてほぼ1撃で倒せる事がわかりました。

この時の努力値は、Hへ172、Dへ188使ってしまっていたので、

510-172-188=150で、Cに150振った時のなみのりとなっています。


ここで、ひかえめC150での耐久無振りウルガモスへのなみのりは

ダメージが79.3~93.7%となり、1撃では落ちません。

無理やり上げてCに252振ったとしても、耐久無振りのウルガモスへ

85.6~101.2%となり、超低乱1にしかならないので、

Cの調整はここでいいと考えられます。



 次に、ラティオスを見てみます。


ひかえめ、C全振り(252)のラティオスからのりゅうせいぐんのダメージは

ダメージ125~148(60~71.1%)となっています。

撃ち終えてとくこうがガクッと下がると、(2段階ダウン)

ダメージ63~75(30.2~36%)となります。

さらに下がった状態からでは

ダメージが43~51(20.6~24.5%)となります。

逆に、ラティオスへひかえめC150のトリトドンから冷凍ビームを放つと、

ダメージ81~96(52.2~61.9%)となり、半分以上のダメージになります。


よって、流星群を受ける1ターン目に自己再生を選んでおけば、

2発目の流星群を耐えながら冷凍ビームを放つ事ができ、

流星群を3連射してきたとしても2発目の冷凍ビームで落とす事ができるので、

倒す事ができるようになります。

大抵の場合は流星群を1発か2発撃った所で交換されるのですが、

ラティオスでこのトリトドンを突破することは不可能に近い事が提示でき、

その後の流れが有利に運ぶ為良しとします。



 オマケに、

キングドラ いのちのたま持ち ひかえめ C252 S252からのハイドロポンプを読んで

ハイドロポンプ被弾と同時に後出しでこのトリトドンが出てくると、

出て来たターンでポンプ0ダメ・C1段階上昇

次にりゅうのはどうを撃ってきてもダメージは85~100(40.8~48%)

こちらからの冷凍ビームは45.3~53.3%(1段階上昇込み)となるので、

立ち回り次第では充分倒せる可能性が出てきます。

(1発目の龍の波動を受けて冷凍ビーム→竜の波動を受けて自己再生×2→冷凍ビーム)


と言う事で、

トリトドン(個体値 H B C D の4V以上)

ひかえめ 食べ残し持ち H172 C150 D188

なみのり あくび じこさいせい 冷凍ビーム

と言う構成が完成しました。

あくびはチリーン♂(Lv25)から遺伝で覚えさせました。




ちなみに、ひかえめC252ボルトロスからのくさむすびは

ダメージ142~168(68.2~80.7%)(メガネだと確1)となり、

逆に耐久無振りボルトロスへの冷凍ビームは

ダメージ105~124(68.1~80.5%)となるので、

草結びを覚えているボルトロスは突破できそうにありません。



こういった調整をする事でギリギリ役割を持てるようになるポケモンもいます。

単に上げたいステータスに努力値を全振りするのもいいですが、

こういった調整をする事もポケモンの醍醐味と言えるのではないでしょうか。





それでは今週のクイズです!


「レッドカード」というアイテムの効果は次の内どちらでしょう。


a.レッドカードを持ったポケモンが相手にダメージを与えた時
  相手のポケモンは強制的に交換させられる。

b.レッドカードを持ったポケモンが相手からダメージを受けた時
  相手のポケモンは強制的に交換させられる。





 記事の内容にしてほしい事や、紹介して欲しい内容などありましたら

いつでも気にせずコメント下さい。

出来る限り対応します。
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ウルガモス対策 [特定ポケモンへの対策]

 こんにちは、スグハです。

 最近エルレイドを育てようと思い立ったのですが、

HGSS側のソフトから既にメタモン達やその他主力なポケモンをBWへ

転送してしまっていたので、厳選に今とても苦労しています。


 冷凍パンチを覚えさせるにはBWじゃむりなのですよね。

今個体値V、性格一致が一切ない状態から手当たり次第に卵を作って

じわじわと追い込んで行こうとしているところです。



 先週のクイズの解答発表です。

 1のゴウカザルは性格補正がないので160

 2のスターミーは性格補正が無く、個体値が29なので166

 3のドククラゲは最速なので167

 4のデオキシスは種族値上は全ポケモン中ぶっちぎりでトップの180があるのですが、
  最も遅い設定なので実数値は166


となり、早い順に並べ替えると


 ドククラゲ>スターミー=デオキシス>ゴウカザル


というのが答えでした。

 種族値上少しの差でも育て方次第で逆転も十分にあり得るので、特定の型をとったポケモンを狙った追い抜きを利用して、対策をとる。と言ったことも育成上重要な調整となってきます。




 それでは、今週のテーマに入ります。


 みなさんはウルガモスに手を焼いた事はないでしょうか。

素早さ100、特攻が135という高い種族値を持ち、

蝶の舞という積み技を持つ強力なポケモンです。

1回舞うだけでもかなりの抜き性能をもっており、パーティ構成、選出内容によっては

成すすべなく全抜きされてしまう事もよく見られます。


 特にその積み技を安全に行うための工夫として、ソーナンスを利用する構成が有名です。

「ウルガナンス」などとも呼ばれ、ウルガモスに対して脅威とならない技を

ソーナンスの遺伝技であるアンコールで連続だしさせ、ソーナンスの特性「かげふみ」で

アンコールを行ったターンの次、相手が入れ替えられずそのまま再び同じ技を使うところへ

ウルガモスが出て行き受け止め、次に相手が入れ替えるターンを使って蝶の舞をする。

と行った流れのコンビネーションです。


 まずはウルガモス単体にたいする対策をみてみましょう。

タイプはむし・ほのおで、防御種族値は65と低めです。

岩タイプが4倍をとれるので、ストーンエッジなどが強く刺さります。

エッジはサブウェポンとして持てるポケモンが多いので、

物理アタッカーに持たせれば当たればほぼ1撃で落とす事が出来ます。


 ただし、ウルガモス側もエッジを最も警戒しており、

ヨロギの実(岩半減)を大抵持っています。

しかし、物理耐久はそこまで優れている訳でもないので、

無理やり高火力のエッジで落とす事も可能です。

例えば、攻撃種族値125のエルレイドはタイプ一致ではありませんが、エッジが使えます。

いじっぱりで、かつ命の珠を持たせると、

HPと防御に全努力値を注ぎ込んで、かつヨロギを持ったウルガモスでやっと低乱1となり、

HPを全振りしただけなら確1で、珠を持っていないエッジでも

91.6%~108.3%のダメージが入り、中乱1で落ちます。


 蝶の舞を活かす為にも、素早さにはある程度努力値を振る必要があり、

そこを考えれば落とせない相手ではありません。


 また、耐久調整をして素早さが最速でないウルガモスならば、

蝶の舞で1段階素早さを上げる=1.5倍になる=こだわりスカーフと同じ効果

と言う事を利用し、スカーフを巻いたポケモンでさらに上から叩くという手もあります。


 ウルガモス単体に対して特化して強い相性のポケモンとしては

スカーフプテラ エッジ持ちギャラドス ヒードラン HPに振ったラグラージ

などが挙げられるようです。





 対してソーナンスですが、技構成の特性上、挑発がかけられれば即流せるのですが、

耐久が高く、挑発を持ってい無さそうなポケモンに対して後出しされると厄介です。

その為ウルガナンスを意識する場合、

ソーナンスを確定2以下で倒せる火力を持たないポケモンに挑発を仕込んでおく、

または、ウルガモスに2回以上舞わせるスキを与えず、

1舞の内に耐えて倒す、or抜いて倒す。と言った構成の工夫がいいのでしょうか。



 また、滅多にあり得ない状況ではありますが、炎が大の苦手なハッサムさんでも

倒せる可能性があります。


 炎を呼びこみやすい性質上、また、ウルガモスが強力な炎枠として入りやすい性質上、

ハッサムに対して耐久無振りウルガモスが後出しで出て来た場合、

読み合いによっては倒せるケースもあります。


必要なのは特性テクニシャン、いじっぱり、HPと攻撃に努力値を注ぎ込み、

剣の舞とバレットパンチ、どうぐにきあいのタスキを持つハッサムです。

 流れのシュミレーションは以下になります。


 ハッサムと何か敵のポケモンが出る

  1ターン目でハッサムが剣の舞、相手はウルガモスへ入れ替え

   2ターン目でハッサムがバレットパンチ先制(49.3~58.7%)
         ウルガモスが大文字確1→きあいのタスキ

    3ターン目でハッサムがバレットパンチ先制(98.6~117.4%)高乱2落ち

   2ターン目でウルガモスが蝶の舞を積んでいた場合(ハッサムが交換するのを読み)

    3ターン目のバレットパンチで高乱2落ち→耐えてもハッサムがタスキ耐え

     4ターン目でバレットパンチ先制でウルガモス落ち


となります。


 HPに252全振りしたウルガモスでも、

剣の舞を1積みしたバレパンが41.1~48.9%のダメージとなるので、

ウルガモスが超の舞を最初に積んで来たら落とす事ができ、

積んでいなくとも82.2~97.8%の大ダメージを与えることができます。


特にHPに振っていた場合、すばやさか特攻のどちらかが落ちている為、

その後のスカーフ抜きや1耐えからの落としが強く見えてきます。



 読み合いによってはこういった度胸勝負をするのも面白いかもしれませんね。

もし成功すれば炎をつぶした上に1積みハッサムが残るので、

先制技持ちやユキノオーが居ない限り大きく戦況が決まってしまうでしょう。



 と言う事で、今週のクイズです!

次の中で存在しないきのみはどれでしょう。


1.ナゾのみ  2.レンブのみ  3.ナモのみ  4.ミルクのみ


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